生島社労士事務所 代表社会保険労務士 生島 亮
蔵田経営会計事務所 代表税理士 藏田陽一

生島社労士事務所(東京都品川区)は、助成金・補助金の領域に強みを持つ社会保険労務士事務所である。同事務所が昨年10月にリリースした「社労士Cloud」は、社労士に顧問料を支払うことなく、全国からのあらゆる社会保険手続きをスポットで依頼することができるウェブサービスだ。さらに、社労士業務を業界最安値レベルの価格設定にしていることも特徴である。「社労士Cloud」の開発には、一般社団法人中小企業税務経営研究協会の代表理事で蔵田経営会計事務所の藏田陽一氏も構想から関わっている。中小企業税務経営研究協会は、会計事務所の経営を支援するさまざまなサービスを展開していることで知られており、その会員事務所は400以上にも及ぶ。今回の取材では、生島社労士事務所代表の生島 亮氏と蔵田経営会計事務所代表の藏田陽一氏に、会計事務所が「社労士Cloud」(URL:https://sharoushi-cloud.com/)を利用するメリットやその開発の経緯を伺った。

IT会社の経営者が社労士に

――  昨年10月、社労士業務をウェブ上で気軽に利用できるサービス「社労士Cloud」がリリースされました。

本日は、この「社労士Cloud」を開発した生島社労士事務所の生島 亮氏と、開発に構想から携わっている蔵田経営会計事務所の 藏田陽一氏にお話を伺います。
まず、生島先生の足跡をご紹介ください。

生島 私は約2年前に生島社労士事務所を開業しました。ただ、私は当初から社労士を志していたわけではありません。24歳の頃にIT関連の会社を起業し、現在は17年目を迎えています。その会社ではシステム開発、広告代理店、レンタルサーバーを主な事業としています。私が社労士になりたいと考えるようになったのは、この会社を経営していた経験がもとになっています。

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