古田土会計グループ(東京都江戸川区)は、業界で初めて経営計画発表会を開催した会計事務所であり、経営計画書と「古田圡式月次決算書」で全国にその名を知られている。創業40年目を迎えた今年1月、同グループの2022年度経営計画発表会がオンラインで開催され、1400名以上が視聴した。4年前に代表に就任した
飯島彰仁氏(写真右)のもと、マーケティングの強化とともにさらなる顧客拡大に弾みをつけている同グループは昨年、四国地方屈指の生駒会計グループ(香川県高松市)と経営統合し、400人規模に拡大した。一昨年来のコロナ禍で、中小企業における月次決算、経営計画の必要性がいっそう高まるなか、古田土会計グループがどのような成長戦略を打ち出したのか、コロナ禍対応を含めた近況や、経営統合の経緯、2022年度の取り組みについて、飯島氏、創業者の古田圡 満氏(写真左)、そして税理士法人生駒会計代表社員の生駒 学氏(写真中央)に伺った。(撮影 市川法子)

創業40年目で400人規模に成長

―― 弊誌2月号「Business Re­port」でもお知らせしたとおり、去る1月11日、古田土会計グループの「経営計画発表会2022」が、オンライン形式で開催されました。同グループは昨年、コロナ禍においても過去最高の新規契約数を記録し、売上、経常利益とも計画を上回る数字を達成しています。また、昨年7月に経営統合した、四国地方屈指の会計事務所グループ税理士法人生駒会計を含めると、400人近い規模となっています。
そこで本日は、グループの創業者で税理士法人古田土会計代表社員の古田圡 満先生と、4年前にグループの経営を引き継いだ株式会社古田土経営代表取締役の飯島彰仁社長、そして税理士法人生駒会計の代表社員である生駒 学先生にはオンラインでご参加いただき、このたびの経営統合や、今後の古田土会計グループの事業展開などについてお聞きしたいと思います。
前回の取材は、飯島社長に事業承継をした2018年(8月号)でした。まずは古田圡先生に、代表交代から4年経った現在の心境を伺います。

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