L&Bヨシダ税理士法人 代表社員の吉田雅一先生

L&Bヨシダ税理士法人(新潟県新潟市)は、開業から55年以上の歴史を持つ新潟県を中心として活動する会計事務所だ。同事務所の代表を務める吉田雅一氏(写真)は、祖父、父に次いで3代目の代表となる。2代目である吉田氏の父上は、現在も共同代表として経営に携わっているが、L&Bヨシダ税理士法人の新潟オフィスは吉田雅一氏が取り仕切っている。この新潟オフィスは開設から4年で30名規模に急成長を遂げた。吉田氏は集客とマネジメントに徹し、税務以外のさまざまなサービスを開拓。それらのサービスから獲得した顧客が、税務契約も結ぶという流れができあがっている。本稿では吉田雅一氏に、L&Bヨシダ税理士法人の成長戦略について伺った。(撮影 市川法子)

支店開設から4年で30名規模に急成長

―― L&B税理士法人は、新潟で開業から55年以上の歴史のある事務所です。吉田先生は現在、2代目のお父様である吉田敏由紀先生とともに3代目の代表として事務所を牽引し、支店開設から4年で30名という規模に成長させた実績をお持ちです。本日は、その急成長の秘訣を伺いたいと思います。
まずは、事務所の概要をご紹介ください。

吉田 私はこの事務所に入所して約10年ですが、事務所は私の祖父が55年前に開業しました。私の父が15年前に引き継ぎ、現在では父と私で共同経営をしています。つまり、私はこの事務所の3代目です。
L&Bヨシダ税理士法人は、三条市と新潟市にオフィスを構えています。父が三条オフィスの代表を務め、私が新潟オフィスの代表を務めるという形で経営をしています。同じオフィスにいると大変なこともあるのかもしれませんが、現在はこの形で大変よい環境で経営できていると感じています。

―― 「L&B」とはどのような意味なのでしょうか。

吉田 「Lead and Benefit」の略語です。前向きな言葉だと感じ、採用しました。また、以前は吉田税務会計事務所という堅い名前だったのですが、もう少し柔らかいイメージにしたかったという意図もあります。

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