日本社会保険労務士法人(東京都豊島区)は、国内屈指の巨大士業グループSATOグループに属する、中小・零細企業向けのサービスに特化した社労士法人である。設立当初から助成金の申請業務に強みを持ち、現在は労務に関わる幅広いサービスを提供している。近年は、主要な顧客層である中小企業にとって最も身近な存在といえる会計事務所との連携強化を進めており、その顧問先企業向けのサービスにも注力している。そこで本稿では、同法人所長の佐藤邦昭氏と、労務相談部門責任者の山口友佳氏に、一律3万円での就業規則作成や月額顧問料0円の顧問契約といった、会計事務所の顧問先向けの独自サービスについてお話を伺った。(撮影 市川法子)

日本最大級の士業グループの社労士法人

―― 日本社会保険労務士法人は、SATOグループ傘下の社労士法人です。SATOグループは、行政書士法人、社労士法人、労働保険事務組合、給与計算代行会社、人材派遣会社などから構成される、日本最大級の士業グループです。創業者の 佐藤良雄先生が北海道で開業した行政書士事務所からスタートし、行政書士・社労士の2士業に特化して高い営業力を発揮することで規模を拡大し続け、今や従業員数1000名超、全国に拠点を展開する巨大グループにまで成長を遂げています。
同グループの成長の軌跡や、独自の発想と戦略に基づく事業経営手法などについては、佐藤先生と辻・本郷グループ会長の本郷孔洋先生の対談記事(42ページから)で詳しく紹介されています。あわせてお読みください。
本日は、日本社会保険労務士法人の所長である佐藤邦昭氏と、労務相談部門の責任者である山口友佳先生に、同法人のグループ内での位置付け、会計事務所とその顧問先向けのサービスの詳細、今後の会計事務所との連携強化などについて、お話を伺いたいと思います。
最初に、貴法人の概要と、SATOグループ内でどのような役割を担っているかについて、紹介していただけますか。

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