竹内社労士事務所 代表/株式会社アンカー 代表取締役 特定社会保険労務士 竹内 睦

竹内社労士事務所(東京都豊島区)は、100%経営者側の立場に立ったサポートビジネスに特化した社会保険労務士事務所である。労働基準法の度重なる改正、社会保険料の負担、雇用義務年齢の引き上げ、問題社員による個別労働紛争など、中小企業経営者が抱える人事労務の悩みを解決すべく、独自に作り上げた「会社を守る就業規則Ⓡ」の提供、人事労務問題のホットライン「社長を守る会Ⓡ」の運営、人事労務管理の会員制情報提供サイト「アンカー・ネット」の開設など、徹底して「社長を守る」サービスを展開している。就業規則の作成実績は1400社以上、「社長を守る会Ⓡ」の会員数は400社を超えている。同事務所代表の竹内 睦氏に、中小企業における労使紛争の実態やトラブル解決の方法、社長と会社を守るための数々の取り組みについてお話を伺った。(撮影 市川法子)

経営者と会社を守るためのサービスを展開

―― 竹内社労士事務所は、徹底して経営者側に立った、会社を守るためのサービスを提供している社会保険労務士事務所です。独自に作り上げた「会社を守る就業規則Ⓡ」をはじめ、法律で保護されない経営者をとことんサポートする「社長を守る会Ⓡ」、人事労務管理の会員制情報提供サイト「アンカー・ネット」などを通じて、数多くの企業経営者の悩みを解決しています。
本日は、社労士事務所とグループ企業の株式会社アンカーの代表を務める竹内 睦先生に、中小企業における人事労務問題、とりわけ労使紛争の実態や解決方法などについて、お話を伺いたいと思います。
まずは、竹内先生のこれまでの歩みを振り返っていただけますか。

竹内 私は大学卒業後、新卒として大和證券(現大和証券)株式会社に入社し、株式投資信託の販売という過酷なノルマの世界で20代を過ごしました。その後も、外資系の証券会社や生保・損保会社において、ずっと営業一筋で働きました。
平成8年、37歳のときに社会保険労務士試験に合格し、翌月には東京・豊島区巣鴨の自宅賃貸マンションで開業しました。その後、規模の拡大に合わせて何度かオフィスを移転し、開業から25年目の現在は、同じ豊島区の大塚駅前にオフィスを構えています。スタッフ数も、開業時は私ひとりでしたが、現時点で社会保険労務士6名を含む15人体制となっています。
グループ会社のアンカーは、平成14年の設立です。昨年、株式会社社長を守る会から現社名に改称しました。この会社では、就業規則作成セミナーや労務管理セミナーなど各種セミナーの開催、「アンカー・ネット」などウェブサイトの運営、マニュアルやDVDなど教材の制作販売を行っています。

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