株式会社HAYAWAZA(東京都江戸川区)が開発、販売する自動仕訳ソフト「HAYAWAZA X」(はやわざテン)は、インターネットバンキングの入出金データやエクセルデータを簡単な操作で会計ソフトの仕訳に高速変換する、同社の主力製品である。主要な市販会計ソフトをほぼ全てカバーし、会計事務所の導入件数は全国で1000を超える。「HAYAWAZA X」は、ユーザーの新たな要望に応えるたびに機能が追加され、その進化はとどまることを知らない。そこで同社は今年5月、「HAYAWAZA X」のユーザーサポートサイト「HAYAWAZA plus」を立ち上げた。同サイトでは、「HAYAWAZA X」のさまざまな操作方法を解説したYouTube動画が無料公開されている。今回の取材では、「HAYAWAZA plus」の開発、運営に携わる野津鮎美氏(写真右)と桜 美鈴氏(同左)、営業リーダーの白石国治氏に、そのサービス内容、開発の経緯とコンセプトについて伺った。(撮影 市川法子)

白石国治氏
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白石国治氏

全国1000事務所が利用する自動仕訳ソフト

―― 株式会社HAYAWAZAが開発、販売する自動仕訳ソフト「HAYAWAZA」は、インターネットバンキングの金融機関データやエクセルデータなどを、市販の各種会計ソフトの仕訳に自動かつ高速に変換することのできる製品です。
弊誌では昨年、この画期的なソフトウエアを導入して業務効率化を実現し、顧客支援や高付加価値業務への取り組みを強化している先進的な会計事務所をいくつか取材し、「HAYAWAZA」のさまざまな活用事例をご紹介しました(2020年6月号、9月号、12月号)。
昨年の取材のなかで、新型コロナウイルスの感染拡大により、テレワーク体制における業務効率化のニーズが高まり、「HAYAWAZA」の導入件数が増えているとお聞きしました。また、ユーザーに「HAYAWAZA」の本来の力を引き出してもらうため、さまざまなサポートや講習会の開催を通じて、その価値の共有に力を入れているというお話も伺っています。
そこで今回の取材では、同社が今年5月に開設したユーザーサポートサイト「HAYAWAZA plus」について、そのサービスの内容、開発の経緯やコンセプトなどをお聞きしたいと思います。本日お話を伺うのは、「HAYAWAZA plus」のサポートチームの担当者である野津鮎美さん、開発を担当した 桜 美鈴さん、そして営業リーダーの白石国治さんです。
まずは白石さんから、あらためて貴社の概要について紹介していただけますか。

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