税理士法人レガシィ 代表社員(パートナー)/株式会社レガシィ 常務取締役 公認会計士・税理士天野大輔
税理士法人レガシィ(東京都千代田区)を中核とするレガシィマネジメントグループは、遺言の作成や相続税申告、不動産対策など、相続に関するあらゆるサービスをワンストップで提供している。扱った相続税申告案件は累計1万4500件以上と、日本最大級の実績を誇る。他士業との連携やウェブベースのサービス提供を積極的に推進する同グループが、税理士をはじめ士業同士が仕事を融通し合うためのプラットフォームとして構築したのが「Mochi-ya」である。開設から約2年で登録IDは1万数千を超え、若手会計人を中心に活用が進んでいる。本稿では、税理士法人の代表社員で株式会社レガシィ常務取締役の天野大輔氏(写真)に、「Mochi-ya」の詳細についてお話を伺った。(写真 市川法子)
クラウド上で士業の仕事をつなぐプラットフォーム
―― 税理士法人レガシィを母体とし、コンサルティング会社や行政書士法人など4法人から構成されるレガシィマネジメントグループは、相続税申告件数が累計1万4500件超という日本一の実績を上げている相続特化型税理士法人グループです。
そのビジネス領域は相続申告のみならず、相続に関わるさまざまな業務に及んでいます。遺言書の作成支援からイグジットの不動産対策まで、顧客のあらゆるニーズに応えるサービスを、4つのグループ法人が他士業とも連携しながらワンストップ体制で提供しています。
本日は、税理士法人レガシィの代表社員(パートナー)で、株式会社レガシィの常務取締役も務める天野大輔先生にお話を伺います。
天野先生へのインタビューは、弊誌2021年1月号に続いて2回目となります。前回の取材では、近く創業60年を迎える同グループのこれまでの歩みや、ウェブを活用した各種のサービス、他士業や金融機関との連携などについてお聞きしました。
今回は、同グループが運営するウェブサービスのひとつである「Mochi-ya」にスポットを当て、そのサービス内容や利用方法、実際のマッチング事例などについて詳しくお聞きしたいと思います。
「Mochi-ya」の概要については、前回の記事でも説明していただきましたが、まずはどのようなサービスか、あらためて紹介していただけますか。