企業法務のほか、事業再生・倒産、M&A、知的財産権など多様な案件に対応する法律事務所 全国の士業と連携し、ワンストップサービス体制を構築するPLAZA総合法律事務所
弁護士法人PLAZA総合法律事務所(東京都中央区)は、東京と札幌に拠点を構え、企業法務を中心にサービスを提供している。所内の行政書士、社会保険労務士に加え、さまざまな士業事務所とのネットワーク「法務・会計プラザ」を生かして、企業法務以外に事業再生・倒産、M&A、知的財産権、一般民事事件など、法人と個人のさまざまな問題をワンストップで解決できる体制を構築している。代表の小幡朋弘氏に、同事務所の特徴と強み、会計事務所と連携した中小企業支援の取り組みなどについて伺った。(撮影 市川法子)
企業法務を中心にワンストップサービスを全国展開
―― 弁護士法人PLAZA総合法律事務所は、東京と札幌に拠点を構える法律事務所です。税理士や公認会計士をはじめとするさまざまな士業とネットワークを組み、ワンストップサービスを全国展開しています。
本日は、同事務所の代表を務める小幡朋弘先生に、会計事務所との連携による中小企業支援を中心にお話を伺います。まずは、事務所の沿革からお聞かせいただけますか。
小幡 PLAZA総合法律事務所の母体となったのは、2つの法律事務所です。ひとつは、札幌と東京に拠点を持つ弁護士法人太田・小幡綜合法律事務所、もうひとつは、東京の平出・髙橋法律事務所になります。両事務所が昨年5月に事業提携し、現在の名称で新たなスタートを切りました。
太田・小幡綜合法律事務所の前身は、私の親族である太田勝久が昭和56年に札幌市で開業した太田綜合法律事務所です。私が平成24年に独立開業するにあたって、太田と一緒に弁護士法人を設立しました。このとき東京にも拠点を設け、2拠点体制となりました。
私は、弁護士登録をした平成17年に、東京の平出法律事務所に入所しました。独立するまでこちらで修業を積みましたので、所長の平出晋一先生は師匠にあたります。同事務所は平成22年に、平出先生と同期の髙橋利昌先生が加わって平出・髙橋法律事務所となっています。
昨年の提携まで、私は太田・小幡綜合法律事務所の共同代表を務めていましたが、PLAZA総合法律事務所としてのスタートを機に事業承継を行い、太田は会長職に就き、私がひとり代表になりました。