株式会社ストライク

 M&A仲介サービス大手の株式会社ストライク(東京都千代田区)は12月9日に、事業承継などを検討している中小企業の経営者向けに、ウェブ上のM&Aセミナーを開いた。
 同社の荒井邦彦社長が、中小企業を対象に、自社の企業価値の把握の仕方やM&A戦略の立て方を紹介した。荒井社長は「提示された譲渡金額が妥当か確認するには、譲渡金額が妥当かどうか、売ってくれるかという2つの問題がある」と指摘。「譲渡金額が妥当かどうかは、株価算定で検証することができる」との考えを示した。
 荒井社長は講演で、「企業価値を算定する場合は『市場性』『収益性』『資産性』の3つの考え方が重要だ」と話した。そのうえで、「算定対象の企業が、創業期・成長期・安定期・衰退期のどのステージにあるかによって、3つの株価算定の考え方を選択しなければならない」との考えを示した。
 ストライクは、企業評価や譲渡スキームの立案といったM&Aの重要業務に精通した公認会計士、金融機関出身者など、M&A仲介実績の豊富な経験者が多数所属するM&A仲介企業。
 インターネットを活用したM&Aサービス「SMART」を運営しているほか、金融機関や会計事務所、M&Aブティックなどの豊富な外部ネットワークを有する。M&Aに関する情報発信サイト「M&A Online」(https://maonline.jp/)を運営しており、独自に収集したデータ分析のほか、実務から時事問題まで幅広く情報提供をしている。

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