株式会社ミロク情報サービス

 株式会社ミロク情報サービス(東京都新宿区)は、同社が幹事法人を務める電子インボイス推進協議会(代表幹事法人 弥生株式会社)が、日本国内における電子インボイスの標準仕様を国際規格「Peppol(ペポル)」に準拠して策定することを決定したと発表した。
 「Peppol」は、電子インボイスなどの電子文書をネットワーク上で授受するための国際的な標準規格。欧州各国をはじめ、シンガポール、オーストラリアなどで採用されている。
 電子インボイス推進協議会は、2023年10月の適格請求書等保存方式(インボイス制度)開始に向けて、電子インボイスの標準規格として「Peppol」を選定したうえで、日本の法令や商慣習などに対応した「日本標準仕様」を策定することを決定した。
 同協議会はまた、日本における電子インボイスの普及に向けて、政府からの全面的な協力を要請している。要請内容には、「Peppol」の運営管理組織である「OpenPeppol」との交渉などについて政府が積極的な役割を担うことなどが含まれる。
 2023年10月のインボイス制度開始に先立ち、2022年秋に事業者が電子インボイスに対応したソフトウエアを使用できる状態になることを目指している。今後は「Peppol」が定める標準規格について詳細な調査、分析を進めるとともに、「日本標準仕様」として必要な追加要件を整理し、2021年6月末を目途に電子インボイスの国内標準仕様(初版)の策定と公開を目指す。

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