TKC全国会

11月19日にオンライン・フォーラム「TKCニューメンバーズフォーラム2020」が開催された。主催はTKC全国会。
入会3年未満の「ニューメンバーズ会員」や未入会税理士など、参加者数は1807名。新型コロナウイルス感染症対策のために初のオンライン開催となり、参加者は自事務所や全国各地の集合拠点から受講した。

坂本会長が語るコロナ禍における職業会計人の役割

開会式のあと、TKC全国会会長の坂本孝司氏が、「今こそ税理士の時代」というテーマで講演を行った(次ページ写真上)。
坂本会長は講演のなかで、税理士の職務やコロナ禍における税理士業務、TKC全国会の方針について語った。
坂本会長は税理士の職務について説くなかで、税理士の4大業務(税務業務、会計業務、保証業務、および経営助言業務)について解説し、巡回監査とTKCのシステムが4大業務の基礎となると述べた。
コロナ禍における税理士業務に関しては、ドイツにおける税理士などを活用した中小企業金融支援策、米国職業会計人と金融機関との連携といった海外の事例を紹介したほか、わが国における中小企業支援施策への税理士制度・税務関係書類の活用、地域金融機関と税理士などによる連携について解説した。
また、TKC全国会の方針に関しては、TKC方式の書面添付の推進、TKCモニタリング情報サービスの推進、TKC方式の自計化の推進が提示された。

ニューメンバーズフォーラムの配信風景
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オンライン形式となったニューメンバーズフォーラムの配信風景
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