株式会社ストライク

 M&A仲介大手のストライクは10月20日、中小企業経営者を対象としたM&Aのウェブセミナーを開催した。同社の荒井邦彦社長は新型コロナウイルスの感染拡大でもM&A件数は減っているわけではないと指摘。「どんな業種でもM&Aの買い手はいる。業種より経営体質が大事だ」との考えを示した。関西圏を中心に企業のコンサルティングを手掛けるタナベ経営のM&Aコンサルティング部・丹尾渉部長はM&Aの利点について「時間とノウハウを手に入れることができる」と述べ、企業が迅速に生産性を高める手段との見方を示した。
 タナベ経営の丹尾部長は「タナベ経営では、M&Aではなく『成長M&A』と呼んでいる」と語り、M&Aは企業の成長を促す手段との見方を強調した。ストライクの荒井社長は「会社には創業期、成長期、安定期、衰退期がある。創業期は市場性、成長期・安定期は収益性、衰退期は資産性が問われる。売却も買収も安定期に実行したほうがよい」と指摘した。

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