株式会社マネジメントパートナーズ/MPS-OJTクラブ

 2月12日に、TKPガーデンシティ仙台駅北ANNEX(宮城県仙台市)において、株式会社マネジメントパートナーズ(東京都港区)が主催する特別講演会「事業性評価とモニタリングの成功事例ー金融機関と専門家連携による中小企業支援の可能性を探る」が開催された。
 会計事務所と、おもに融資に携わっている地域金融機関職員を対象としており、参加者は約50名。2019年12月6日の福岡における講演会に続き、3回目の開催となる。

地域の中小企業の再生をテーマとした勉強会

 マネジメントパートナーズは、企業サルベージに強いコンサルティングファーム。中小企業の経営支援、事業再生支援をおもなテーマとし、会計事務所向けのMAS支援セミナーや講演会の企画・運営を積極的に行っている。今回の講演会は、地域における会計事務所と金融機関との連携を図り、地域の中小企業を再生することを目指す同社の想いを実現するため企画された地域連携型の勉強会である。

日下智晴氏が特別講演

 プログラムの前半では、金融庁 監督局 銀行第二課 地域金融企画室長 兼 地域金融生産性向上支援室長の日下智晴氏を講師として迎え、特別講演が行われた。
 日下氏は地域金融機関の事業性評価を推進する実務責任者であり、ベストセラー「捨てられる銀行」(講談社現代新書/橋本卓典著)にて大きく取り上げられた金融行政の変革者でもある。講演では、同氏の成功事例を中心に、事業性評価に関するさまざまな話題が取り上げられた。

中小企業再生における税理士の新たな役割

 そして後半は、参加者から日下氏への質問をベースとした対話型セッションとなり、活発な意見交換が行われた。
 金融行政の変遷を踏まえたうえで、日下氏は金融機関と専門家の事業性評価への関わりについて、企業と共に「価値の創造」を主体的に担う必要性を示唆。
 また今回、新たに金融機関は「債務超過企業」、専門家は「資産超過企業」のモニタリングをそれぞれ担当し、連携するスタイルを提案。変わりゆく税理士の役割を金融庁の立場から提案し、反響が大きかった。
 会の最後は、本講演会共催のマネジメントパートナーズの会計事務所向け会員制サービスOJTクラブの一員である米田会計事務所(仙台市青葉区)代表の米田正美氏による、本講演会の意義と今後専門家のおかれる状況に関する見解と挨拶をもって閉められた。
 講演会終了後は、受講者の多くが懇親会に出席し交流を深めた。

今夏に総括大会を開催

 本講演会は、2019年10月の名古屋開催を皮切りに、福岡、仙台の3会場で行われ、合わせて100名以上が参加した。参加者から評価の声が多く聞かれたことから、本講演会の総括大会が、2020年夏頃に大宮(埼玉県さいたま市)において開催される予定となっている。

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