M&Aの金額の推移(株式取得費用とアドバイザリー費用を合わせた取引総額)

 M&A仲介サービス大手の株式会社ストライク(東京都千代田区)によると、平成最後の年度となる2018年度(2018年4月〜2019年3月)のM&Aは件数が830件、金額(株式取得費用とアドバイザリー費用を合わせた取引総額)が12兆7069億円となり、いずれも2009年度以降の10年間で最も高い数字となった。
 武田薬品工業によるアイルランドの製薬会社シャイアーの買収に投じられた6兆7900億円は日本企業が行ったM&Aとしては過去最高となったほか、1000億円を超える案件も、この10年で最高だった2017年度と並ぶ18件に達した。
 金融緩和による金余り現象のなか、国際競争力を高めようとするクロスボーダー(国際間案件)が活発化したのが要因と見られる。

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