エプソン販売株式会社
エプソン販売株式会社(東京都新宿区)は、会計システム事業のリブランディングを行い、顧客の経営改善や業務効率化を実現する伴走支援型事業に転換していくと発表した。
既存の会計システム「R4シリーズ」のブランドを刷新し、新たに「エプソンの会計シリーズ」としてラインアップを再構築する。「R4シリーズ」と、オプションサービスである「ウェプラット・クラウドサービス」を一本化。新ポータルメニュー(ブラウザベースのダッシュボード)を中心に、ワンストップサービスを実現する。「エプソンの会計シリーズ」のラインアップは、2025年7月から順次発売が予定されている。
同シリーズのおもな特徴は以下のとおり。
利用プラン
全ての商品が初期投資不要の年間利用料型。ライセンスの追加が可能なほか、事業規模拡大を目指す会計事務所向けにフリーライセンスを用意。システム入力の自動化や効率化のニーズに合わせたオプションプランも提供する。
小規模・零細企業の会計処理には、会計事務所を通じた専用プランを用意。会計事務所で契約したプランを貸与し、クラウド上でデータを共有しながら利用することが可能。
機能
サーバーのクラウド化による複数拠点でのシステム利用に対応。万が一の災害時のデータ保全や業務の継続が可能になる。
新ポータルメニューでは、クラウドサービスなどの初期設定をはじめ利便性を向上。チャット機能やリモートツールを活用したオンラインサポートメニューの充実を図る。
目標達成支援
このほか、システム提供だけでなく、業務改善、顧客エンゲージメント調査代行などの目的達成支援サービスを提供する予定。
セルワールディングと実務経営サービスがリブランディングを支援
今回のリブランディングにあたっては、会計事務所のCIデザインを多数手がける株式会社セルワールディング(横浜市西区)が制作を担当し、株式会社実務経営サービス(東京都豊島区)が協力をした。
エプソン販売は「エプソンの会計システム」で会計事務所や中小企業の「ありたい未来」に応え続けるというビジョンを掲げ、ビジョンマップを作成した。
そして、ビジョンにもとづき「エプソンの会計シリーズ」のアイコンをデザインし、①寄り添う誠実な心、②未来まで伴走する、③お客様の価値を高める、という3つの意志を込めた。
制作担当デザイナーであるセルワーディングの山田愛祐実氏(写真下)のコメントは次のとおり。
「エプソン販売のAC事業部は、会計事務所と共に約半世紀にわたる歴史を築いてきました。今回のリブランディングプロジェクトでは、これからも会計事務所とより強固に連携し、中小企業の課題解決や、秘められた可能性を最大限に引き出していくためのパートナーとなっていくという意志が、プロジェクト全体を通して非常に強く感じられました。その意志を伝えていくためのメッセージやビジュアル表現の着地まで皆様と共に開発できたことは、非常に大きな価値になると感じています」
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