Farrow Group

税理士法人Far­row Partnersを中核とするFarrow Group(横浜市都筑区)は、5月14日に新横浜グレイスホテル(横浜市港北区)で、2024年度経営計画発表会を開催した。参加者は、全スタッフ、来賓を含めて約20名。
Farrow Groupの名称は、イタリア語で灯台を意味する「faro」と、明日を意味する「tomorrow」に由来している。灯台が船舶にとっての導きの灯となるように、顧客やスタッフ、地域にとって明日を照らす明かりであり続けたいという思いが込められている。
発表会の司会進行は、グループ創業時から業務を支える池田順子氏が行った。
はじめに、同グループと税理士法人の代表を兼務する福岡雅樹氏(写真壇上)の挨拶があり、続いて24年度の経営計画が発表された。
福岡氏の発表によると、Farrow Groupは前期の目標をクリアしている。それを受けて、今期からは5年、10年後を見据えた長期的目標を達成するための施策に取り組むことが発表された。
福岡氏は発表のなかで、経営理念の確認から始まり、描いたビジョン、そして、ビジョンを実現させるためのマーケット認識(会計事務所業界の現状と予測)、5年後、10年後の目標を語った。
また、目標を達成し、社員が物心ともに豊かになるためには変化が必要であることも言明され、ダーウィンの一説を例に、人は誰しも変化を望まない傾向があると考えられるものの、グループとしては変化を楽しみながら一歩ずつ目標や課題をクリアしていくことを宣言した。
その一環として、働き方改革や環境整備を今秋に向けて進めていくことが発表された。また、事務所の拡張移転のほか、新サービスやコンサルティング業務の強化、さらに人事評価制度への取り組みにも触れた。
その後、各リーダーから営業、人材、組織、IT、商品戦略に関するアクションプランが発表された。
その後、来賓も交えてランチ会が開かれた。この席では、今回の経営計画発表の中身や取り組む施策、それらに対するアイデアなどが話題となり、グループの結束が図られ終了した。
今回の発表会は、Farrow Groupがグループ全体で未来像を共有し、自身の役割を確認する場になったといえる。

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