株式会社日本BIGネットワーク
株式会社日本BIGネットワーク(東京都千代田区)は、4月26日にビジョンセンター品川(東京都港区)で、Ja-BIGネットワークの第28回定例会を開催した。参加者は16事務所から22名。
未来会計に取り組む会計事務所のネットワーク「Ja-BIGネットワーク」の今年2回目となる定例会。
会の冒頭では、日本BIGネットワーク代表取締役社長の小久保 忍氏(写真上)が挨拶をした。挨拶のなかで小久保氏は、Ja-BIGネットワークの本年度の取り組みについて語った。
2024年度のテーマは「MAS監査の件数拡大と質の向上」。これを実現するため、次の2点に取り組むことの重要性が訴えられた。
1.外部団体(特に地域金融機関)との連携を図り、新たな顧客層を生み出すことで契約件数の増加を狙う。
2.自己MAS監査を徹底して行うことで、顧客提供サービス(MAS監査)の品質を向上をさせる。
強い意気込みがこめられた小久保氏の挨拶に続き、 一般社団法人ちいきん会代表理事の新田信行氏(写真下)が、「地域金融と会計事務所の協働」と題して基調講演を行った。
みずほ銀行常務執行役員、第一勧業信用組合理事長、同会長等を歴任した新田氏は、地域繁栄のためのリレーションシップバンキングと士業連携の未来について語った。みずほ銀行時代の興味深いエピソードが披露されたほか、金融機関がリレーションシップバンキングを実現するうえで重要な士業の役割、金融機関や士業による伴走型コンサルティングの可能性について語られた。
次に、参加者による自己MAS監査が行われた。専用シートを利用した自己MAS監査に続き、グループディスカッションが行われ、最後にグループ発表があった。
最後にインフォメーションとして、地域会の取り組み状況の共有などが行われた。