一般社団法人成長企業研究会

11月1日にビジョンセンター東京 京橋(東京都中央区)で、一般社団法人成長企業研究会の設立3周年と書籍「小さな会社の『仕組み化』はなぜやりきれないのか」(小川 実著、アスコム刊、2023年)の出版を記念した講演会が開催された。参加者は100名。
書籍の著者の小川 実氏は税理士であり、会計事務所グループHOPグループの代表を務めている。同氏は中小企業が抱えるさまざまな問題をワンストップで支援したいという思いから、代表理事として一般社団法人成長企業研究会を設立しており、このたび設立3周年を迎えた。
成長企業研究会が定義する「成長企業」とは、社会貢献につながる経営理念の実現のために、持続可能なビジネスモデルの構築と健全な財務体質を目指し、人材育成と雇用創出により、明るい日本の未来を担う企業のことを指している。同会はそのような「成長企業」を増やすために、さまざまな活動を展開してきた。「小さな会社の『仕組み化』はなぜやりきれないのか」は、成長企業研究会の取り組みの集大成である。
パーティーは3部構成で開催され、第1部では小川氏が講演を行った。この講演では、出版に至った経緯と研究会設立3周年に寄せる思いが語られた。また、書籍に書かれた業務改善のノウハウも一部披露され、小さな会社の仕組み化がやりきれない理由、小さな会社で仕組み化を進めるうえで重要な「作る」「伝える」「設計・運用」の各ステップについて解説があった。小川氏は講演の最後で、自身が経営者としてさらなる高みを目指すという抱負を語った。
第2部では致知出版社取締役の藤尾佳子氏、取締役の板東 潤氏が、「人間力を高める目的と高め方︱木鶏会」と題して特別ワークショップを行った。
第3部では、成長企業研究会アワード2023の表彰が行われた。
イベント後は情報交流・懇親会が行われ、大いに盛り上がった。
なお、「小さな会社の『仕組み化』はなぜやりきれないのか」は、有隣堂の横浜駅西口店、アトレ目黒店、アトレ川崎店、アトレ新浦安店、文教堂溝ノ口本店で展示が行われる。

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