弥生株式会社

2023年12月21日に、弥生株式会社(東京都千代田区)は、M&Aマッチングプラットフォーム「弥生のあんしんM&A」の新サービスとして、会計事務所のM&A支援を開始したと発表した。

弥生は、中小企業向けに提供しているM&Aマッチングプラットフォーム「弥生のあんしんM&A」(https://anshin-ma.yayoi-kk.co.jp/)を提供しており、中小企業庁の定めるM&A支援機関として登録している。このプラットフォームの新サービスとして、会計事務所のM&A支援を開始した。

売却希望事務所は匿名で掲載され、顧問先の数や業界、事務所職員内の有資格者の数、使用されている会計ソフトなど、会計事務所のM&Aに特化した情報が閲覧できる。

譲渡を考えている事務所から申し込みがあると、弥生が譲渡の希望条件等をヒアリングし、匿名情報を作成する。その後、当該匿名情報を「弥生のあんしんM&A」に掲載し(図版上)、譲受を希望する事務所を募り、譲受希望事務所の選定などの伴走支援も行う。マッチングが成立した場合には、別途サービス利用料〔マッチング成立時に30万円、最終契約書の締結時に成功報酬として取引価額の3~5%(レーマン方式、ただし、最低報酬額は100万円)〕が発生する。

このサービスでは、譲受希望事務所からの意向表明書に対し、譲渡元の事務所の同意をもってマッチングが成立と定義する。マッチング後のデューデリジェンスや契約条件の交渉は譲受希望事務所が主導で行う(弥生側も契約ひな型の提供や取引の推進支援などはする)。

譲受希望事務所としてサービスを利用するには、「弥生PAP会員」への加入が必要。

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