freee株式会社
11月22日にfreee株式会社(東京都品川区)の本社で、会計業界向けのイベント「freee Advisor Day 秋のプロダクト収穫祭」が開催された。このイベントは、10月のインボイス制度の施行と来年1月の電子帳簿保存法の制度変更に対応し、多くの士業に向けてfreeeの中長期戦略と具体的なプロダクト対応について紹介することを目的としていた。同様のイベントは東京以外にも札幌と名古屋で開催され、参加者は3会場全体で129名となった。
イベントでは、freeeのCEOである佐々木大輔氏が、「freeeの中長期戦略と会計事務所とのパートナーシップ」について講演した。freeeは「だれもが自由に経営できる環境をつくる」という思いから、中小企業や個人事業主のバックオフィス業務をテクノロジーによって効率化することを目指している。佐々木氏は、freeeがこれから目指す方向について語り、直近の歩みを振り返った。
続いて、Ishimaru Consulting代表の石丸知晃氏が、「freeeを活用したインボイス対応業務フロー」について講演した。インボイス対策新機能12選や一般的な会計ソフトの注意点、freeeでの記帳業務のイメージについて詳述した。
さらに、freee常務執行役員パートナープロダクトCEOの根木公平氏が、「freeeの会計事務所向け開発のこれまでとこれから2023」について講演した。freee独自の画面に関する課題解消やインボイス対応に向けての開発強化について語った。
会場内には、参加者がfreeeのプロダクト(「freee会計」「freee人事労務」「freee販売」「freeeサイン」「freee請求書」「freeeカード Unlimited」)を直接体験できるコーナーや、インボイス対応業務フローの体験コーナー、さらにはfreeeに物申すコーナーなどのブースも設置された。
イベントの最後には、freeeのスタッフと参加者同士で交流会が行われ、活気に満ちた雰囲気の中で幕を閉じた。
このイベント全体を通じて、多くの会計事務所にとって使いやすい製品になるように注力しているfreeeの姿勢が強く感じられた。