TKC全国会

1月20日、グランドプリンスホテル新高輪(東京都港区)国際館パミール3F北辰において、TKC全国会が主催する「令和5年 TKC全国会政策発表会」が開催された。来場者数は約500名。
司会はTKC全国会総務委員会委員長の西村 剛氏が務めた。オープニングビデオに続き、TKC全国会副会長の佐藤正行氏が登壇。TKC全国会では令和4年から令和6年までの3年間の運動方針として、「未来に挑戦するTKC会計人──巡回監査を断行し、企業の黒字決算と適正申告を支援しよう!」を掲げている。今回は「TKC全国会正副会長会からの報告」としてこの3年間のTKC全国会運動について発表した。おもな内容は、TKC全国会運動方針の確認、1年目の活動結果、外部環境の変化、2年目に我々が取り組むべきこと、活動計画と目標、表彰制度の確認。
続く会長講演では、TKC全国会会長の坂本孝司氏(写真上)が、「未来に挑戦するTKC会計人──『商業帳簿の本質的機能』を発揮させよう」をテーマに、5部構成で講演をした。講演のなかで坂本氏は、商業帳簿の本質的機能を発揮させることの重要性を訴えたほか、ごまかしのない会計帳簿がすべての基本であると述べた。金融機関との連携の意義や、会計で会社を強くする方法論についても詳しく解説した。そして最後に、TKC全国会運動方針にも触れ、この方針に取り組むことの大切さを語った。
特別講演では、参議院議員で自由民主党副幹事長、金融調査会長、税制調査会副会長の片山さつき氏が、「『中小・地域金融機関向けの総合的な監督指針』改正の狙いと税理士等外部専門家への期待」をテーマに講演した。
政策発表会閉会後は、場所を移して新春賀詞交歓会が行われ、参加者同士が交流を深めた。

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