古田土会計グループ

1月11日にオンライン形式で、古田土会計グループ(東京都江戸川区)の「経営計画発表会2022」が開催された。視聴者は1000名以上。

第1部では、株式会社浜野製作所(東京都墨田区)代表取締役CEOの浜野慶一氏が、「コロナ後を見据え『今』聞いておきたい。浜野製作所に学ぶ、中小企業の大逆転ストーリー」と題して基調講演を行った。経営理念、産学官連携、ものづくり現場の採用や教育、事業承継などをテーマに、自身の経営経験にもとづき、現場目線で語っていた。

第2部では、株式会社古田土経営 代表取締役社長の飯島彰仁氏が、古田土会計グループの2022年度経営計画発表を行った。古田土会計グループは、昨年12月の時点で294名体制、昨年7月に経営統合をした税理士法人生駒会計(香川県高松市)を含めれば374名体制となる。昨年はコロナ禍でも、新規開拓は259件と過去最高の取引を実現。その売上は、2070百万円の計画に対し2081百万円、経常利益は320百万円に対し343百万円と計画を見事に達成している。

これまで顧問先からの紹介が主となっていた新規開拓がウェブを活用する方向へ発展。YouTubeでのコンテンツ動画配信が功を奏した。さらに事業承継支援などの付加価値業務、そして注目は飯島社長が社長就任前から推し進めていたイベント事業(「経営計画作成25時間合宿」など)の大幅な動員アップも見逃せない。

第40期は、超重要使命感として、これまで掲げていた「日本中の中小企業を元気にする」を「日本の中小企業を元気にし、その社員と家族を幸せにする」と改めた。テーマは「主語はお客様(次工程)」とし、使命とテーマをもって売上目標2220百万円、経常利益目標330百万円と高らかに宣言された。

また、未来を見据え、新規事業として発表された「クラウド版古田土会計(仮称)」も注目すべき活動だ。

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